トップページ > 更生保護女性会
更生保護への理解と協力を得るための運動を展開しつつ、広く社会の方々に更生保護の心を伝え、地域に更生保護の土壌を創りあげるための活動をしています。また、立ち直りの支援とともに、次世代を担う青少年の健やかな成長を願って、非行防止・健全育成並びに地域の子育て支援を進めています。
更生保護が真に地域に開かれ,国民参加の存在となるためには,地域に根を張った更生保護女性会が地域と更生保護との橋渡しとなることが期待されます。
更生保護女性会は更生保護ボランティアとして,更生保護の実態や課題についての情報収集に心がけ,その課題解決について考えて行動することや,また,近年,特に犯罪や非行をした人を地域から排除する風潮が広がっていることが懸念され,個人の努力だけでは立ち直りが難しい人も増えていることから,更生保護女性会による犯罪や非行をした人を社会復帰させる地域社会をつくることが重要な役割となっています。
「子育ては地域育て」との視点に立って,子育て問題を地域全体の問題として捉え,
健全な青少年を育むための環境づくりを目指し,地域の子育て事情やニーズの把握,
地域の人々との場づくり,結果のとりまとめというように,全体の流れを意識して取り組んでいます。
活動内容は,子育て中の親を対象とした子育て相談,親子ふれあい行事を始め講演会,交流会,
啓発活動,コンサート,フォーラム,シンポジウム等多岐に渡っていますが,
魅力があり効果的な事業展開を図るため,参加者との連携,PR活動,運営の工夫などに配慮
しています。
全国の保護観察所において社会参加活動が実施されていますが,その目的は,
保護観察対象者に清掃や福祉施設でのボランティア体験等の社会的に有益な諸活動を直接体験させることによって,
社会性を育み,社会適応を促進することです。
更生保護女性会は,この活動に積極的に参加,協力しており,地区会活動に広がりが生まれるとともに,
地区担当の保護観察官やBBS会員,保護観察対象少年等と直接かかわることのできる貴重な機会と
なっています。
会員が施設の調理担当者の休暇の代わりで調理をしたり,料理を持参したりするという活動は,なんといっても「おふくろの味」を届けたいという会員の気持ちから発しています。
会員がみんなで料理の材料を持ち寄るのはもちろんのこと,料理の合間に在会者の思いを深く聞ける等,更生保護女性活動でなければ得られない感動があります。またお花を定期的に挿しに行く等活動の分野は拡大しています。
ミニ集会は更生保護女性活動の原点である。昭和50年代,全国更生保護婦人会の島津久子会長は,「非行へのブレーキをかける子育てのために地域に根ざした活動を小さな集会を通して行っていくことが大切」と主張され,また,当時,地区会では住民集会が盛んであり,ここに「ミニ集会」という言葉が使われるようになったものである。
ミニ集会のテーマについては地域の実情と併せ,家族や薬物乱用,高齢化社会等社会経済情勢の変動に応じたものを設定し,また,その実施に当たっては,誰でも無理なく参加できるように活動方法を計画したり,格好のPRの機会と捉えて関係団体に積極的に働き掛けて協力を得る,会員の持っている技術をフルに活用する等の工夫をしている。
三重県では,現在14地区・会員約2,500名が,地域に根ざした多彩で幅広い活動を展開しています。このホームページでは、実際に行なっている 県内各地区の活動内容の一部を紹介しています。